■水疱瘡を発症するまで
水疱瘡そのものはそれほど怖くないのですが、この水疱瘡が移る力はかなりあなどれなく、
保育園に誰かが持ち込んだらそのまま全体に広がった、ということも珍しくはありません。
ですから水疱瘡が移ってしまわないよう、対策を知っておくことが必要です。
主な経路は水疱瘡になってしまった人の咳などを吸い込んでしまったり、ポツポツに触ってしまうなどがあります。
また、帯状疱疹と水痘はもとが同じなので、帯状疱疹患者の咳などでも水疱瘡になることがあります。
■水疱瘡の潜伏期間
水疱瘡うつってしまうと、しばらく症状が無いまま推移します。
この無症状の期間を潜伏期間といいます。
¥T間ほどすると体中に発疹などの症状が現れ始めます。
困ったことに、この潜伏期間から症状が現れ始める寸前ほどからうつる力がアップします。
つまり症状がでたころには他の人にうつしてしまっている可能性が高いのが厄介なところです。
■水疱瘡の発疹
水疱瘡は全身の発疹と共に痒みが全身に広がります。
手足より身体の中心や頭部をメインに発疹が出ますので虫刺されなどと区別しやすいと思います。
発疹はやがて水疱にかわり、やがて痒みが強まる膿疱(のうほう)時期を過ぎれば次第にカサブタに変っていき、治癒します。
水疱瘡の跡はしばらく残りますが、むやみにかきむしったりしなければ、いずれ痕跡もなくきれいに取れていきます。
■水疱瘡の症状
水疱瘡は発疹と痒みが主な症状ですが、微熱や食欲不振などの症状が現れることもあります。
また、大人になると微熱ではなく高熱を出してしまうこともあります。
大人はあまり水疱瘡にうつる機会は少ないかもしれませんが、
家庭でお子様が水疱瘡を貰ってきてしまうようなことも考えられますので注意が必要です。
■水疱瘡がひどくなってしまったら
水疱瘡は基本的に軽い症状ですが、大人が水疱瘡になった・子供の元気が無くぐったりしている・
高熱が続く・嘔吐を繰り返す・妊婦で水疱瘡にかかったかもしれないといった人は病院で受診しましょう。
特に通常軽いはずの水疱瘡で、子供さんが異常を訴える場合、脳炎や肺炎などの合併症を起こしている危険があります。
■水疱瘡の予防
予防接種(水疱瘡ワクチン)は95%前後で抗体を作るので、水疱瘡ワクチンを接種するのがもっとも確実です。
水疱瘡ワクチンはうつされた可能性のある日から3日以内に接種すると間に合うので
幼稚園などで水疱瘡の子供に触れてしまったら早めにワクチンを接種することもできます。
ただし自費負担になりますし、1歳未満のお子様にはワクチンを接種できません。
■水疱瘡の治療
水疱瘡は基本的に放っておいても治りますが、汗をかきやすいので食事は水分を多めに与えるといいでしょう。
もし熱があれば解熱剤を併用してもかまいません。
膿があるうちは痒くてついかきつぶすことがあるので、手をきれいに洗ってあげて、痒み止めを塗ってあげるといいでしょう。
お風呂は、膿がある間は控えたほうがいいのですが、皮膚を清潔にしておきたいので身体を拭いてあげるのがいいでしょう。
■水疱瘡のその後
水疱瘡は本人が元気でも人にうつるので外出を控える必要があります。
新しい発疹が治まり、全ての発疹がカサブタに変ってからでなければ人にうつる可能性があります。
この頃になればお医者さんから学校に行ってもいい、というお許しが出るはずです。
大体発疹が出始めてから1〜2週間前後になります。
■水疱瘡と帯状疱疹
先ほど水疱瘡と帯状疱疹は同じ原因だといいましたが、
実のところ帯状疱疹は昔かかった水疱瘡が体内に残っていて、身体が弱って免疫力が落ちてくると一気に発症するものです。
大人の水疱瘡はひどくなりやすいのですが、この帯状疱疹になっても
やはりひどくなってしまって入院といったことになりかねません。予防には水疱瘡ワクチンを使います。
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